口呼吸が原因で口臭に!口呼吸の改善方法。
口臭の原因で見過ごされがちなものの一つとして、口呼吸があります。
「何だ口呼吸か」と思われるかもしれませんが、この口呼吸あなどる事ができません。
普段呼吸をする時やパソコンやテレビに向かってボーっとしている時に、僅かでも口が開いているならそれは口呼吸をしているものと疑われます。
よく口臭の原因は舌にできた舌苔が多くの割合を占めると言われますが、その舌苔のできる原因の1つとして口呼吸があるのです。
目次
口呼吸で口腔内が乾燥し、細菌が異常繁殖する
唾液には色々な作用があり、中でも口臭に関していうと口の中の食べかすや細菌などを洗い流す働きがあり口の中を汚れにくくし、病気にもなりにくい効果があります。
また、唾液の中に含まれているリゾチームという酵素は、抗菌作用を持っていて口の中の有害な細菌を退治してくれる作用があり、口臭を抑制する効果もあります。
しかし、口呼吸により口腔内が乾燥してしまうと、唾液が出にくくなり口の中の自浄作用が低下して口臭がきつくなってしまいます。
寝起きの口が臭いのは、寝ている間の唾液減少によって起こる生理現象なのですが、口呼吸により口腔内が乾燥し細菌が異常繁殖して、同じような口臭レベルの高い状態が起こります。
口呼吸になる原因
口呼吸になる原因は人により様々ですが、以下の事が考えられます。
- 鼻づまり
- 口で呼吸する癖
- 口輪筋の筋力が低下している
鼻づまり
アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまりの方は、鼻では呼吸できないので自然と口呼吸になってしまいます。
口で呼吸する癖
本人は気付いていないのですが、無意識のうちに口呼吸が癖になっている方もいます。
口の筋力が低下している
口を閉じる時に動く筋肉、口輪筋の力が低下していることが原因で、自然と口が開いてしまいます。
口呼吸を治すには
鼻炎の方に口呼吸をしろと言うのも酷な話なのですが、鼻が通っている時には意識して口を閉じ鼻呼吸をしましょう。
また口呼吸が癖の方も、鼻で息をすることを癖にするしか方法はありません。
口輪筋の筋力が低下している場合の解決策として、舌回し運動があります。
この舌回し運動をすると、口周りの筋肉がすごく疲れ、筋力が弱っている実感を得られるんです。
舌回し運動のやり方はこの動画を参考にしてみて下さい。
口輪筋を鍛えるとこんなメリットがある
口輪筋を鍛えると口呼吸が改善され鼻呼吸になるので、ウィルスや細菌が体内に入りにくく、以下のような様々な効果が期待できます。
- 口呼吸の改善
- 口臭の改善
- 顔を引き締める効果
- ほうれい線の解消
- いびきの改善
- 滑舌を改善できる
- 顔のむくみの改善
- 風邪にかかりにくくなる
- 口内炎になりにくい
以上のような効果があるので、1回数分程度頑張って毎日続けてみて下さい。