エアーフロスはブリッジや親知らずに効果的!
✔エアーフロスの購入を考えている方は、このように思ったことはないでしょうか?
・エアーフロスの購入を考えているが、どの様な人におすすめなのか?
・どの機種にすればよいのか?
・エアーフロスの長所と短所を知りたい
・使った人の体験談が知りたい
今回は、こういった疑問に答えます。
著者のエアーフロス使用歴
2018年9月にフィリップスのエアーフロスを購入し、ちょうど先日丸3年とちょっとでエアーフロスが壊れてしまったので再度購入。
エアーフロス使用歴3年の私が解説していきます。
目次
1.エアーフロスは、こんな人におすすめ
私は、エアーフロスと通常のフロス、歯間ブラシの3つを使い分けています。
エアーフロスは万能ではないので、これ1本というわけにはいかないのです。
エアーフロスがおすすめなのは次のような人です。
- ブリッジをしている人
- 親知らずが複雑に生えている人
- 歯周ポケットが深い人
その1:ブリッジをしている人
通常ブリッジというのはこのような形をしています。
真ん中の義歯の部分の下に汚れが溜まりやすいのですが、このAの部分が歯茎と密着していて歯間ブラシやフロスでは掃除がしにくい構造になっています。
そこで、義歯を支えている両側の歯の根元Bの部分にエアーフロスを当てて掃除をしていきましょう。
そして、徐々にAの部分に近づいていければ、ブリッジの汚れや臭いが改善していくと思います。
私の場合は、当時エアーフロスがない時代だったので、歯間ブラシを少しずつ入れて掃除をしていきました。
最初はすごく臭いがきつく血も出ていましたが、そのうちに歯茎が引き締まると同時に、歯茎が下がり始めフロスが楽に通るようになったのです。
この作業をエアーフロスで行います。最初は数回程度でやめるようにしておきましょう。
いくらエアーフロスと言っても、やりすぎると歯茎を痛めてしまうのでやりすぎは禁物です。
歯間ブラシが通るくらい歯茎が下がってくれば、歯間ブラシで掃除する方がよりきれいになるのでお勧めです。
親知らずが複雑に生えている人
私の奥歯の親知らずはこのような形で生えています。
最初は親知らずにスッポリ歯茎が被さっていて親知らずと分からず、歯のレントゲンを撮ったときに初めて分かりました。
この時もエアーフロスがない時代だったので、歯間ブラシで少しずつ掃除をしていきました。
すでに歯肉炎になっていて隙間に歯間ブラシを入れてた時は、とんでもない臭いだったことを覚えています。
この奥歯も歯茎も今では引き締まって、親知らずが半分見える状態にまでなっています。
私は、この部分を掃除するためにエアーフロスを購入したのです。
今までこの奥歯のために5分くらい掃除にかかっていましたが、エアーフロスを使うようになってからは1分程できれいにすることが出来るようになりました。
歯周ポケットが深い人
まず初めに歯周病が疑われる方は、歯科検診を受け自分の歯の状態を知る必要があります。
そこで、歯周ポケットが深いと言われた場合、歯の治療を行いながら日頃の口腔ケアとしてエアーフロスの使用をおすすめします。
歯周ポケットが1~2mmの場合、正しいブラッシングで掃除することができますが、3~5mmになるとブラッシングでは歯周ポケットの奥まで届かなくなるからです。
特に、歯と歯の隙間の歯周ポケットには、エアーフロスが効果的です。
2.どの機種にすれば良いのか?
ソニッケアーのエアーフロスには、エアーフロスウルトラとエアーフロスの2つの機種が用意されています。
この2つの違いは、主に噴射回数の設定ができるかできないかです。
値段も3,000円程違うので、自分に合った機種を選ぶと良いでしょう。
エアーフロスウルトラ
その1.3段階の噴射力を設定することができる。
ここがエアーフロス(下位機種)との一番の違いです。1回のプッシュで、1回、2回、3回と噴射回数を変える事ができます。
単純に1回ずつプッシュするよりも、1回のプッシュで3回連続噴射してくれるので、大幅に時間を短縮することができます。
朝、時間がないという方はこちらがおすすめです。
その2:高性能ノズル
新機種のエアーフロスウルトラの高性能ノズルは、独自の技術で空気とミクロの水滴を用いたパワーのある噴射で効果的かつ効率的に歯間を洗浄することができます。
その3:自動噴射モード
手動噴射モードでは、通常1回のプッシュで1~3回噴射しますが、起動ボタンを押し続ければ自動連続噴射モードになり、連続で噴射することができます。
やはり、1回プッシュで3回連続の噴射は一番多用する機能ではないでしょうか。この機能は、おすすめです。
その4:ノズル2本付属
その5:2年の制限付き保証
エアーフロス
その1.新しい自動噴射機能
エアーフロスに新しく自動噴射機能が備わりました。通常は1回プッシュで1回の噴射ですが、起動ボタンを押し続ければ1秒ごとに、1回噴射されます。
その2.スリムなガイドチップ
歯間部を捉えやすいように、ガイドチップがスリムな構造になっています。
その3.エアーフロスノズルが1本付属
交換用のエアーフロスノズルが1本付属しています。
その4.2年の制限付き保証
3.エアーフロスの長所と短所
エアーフロスは所詮弱い力で水を飛ばす道具なので、能力にも限りがあります。
エアーフロスの、長所を最大限生かして短所を別のツールで補うことが口腔ケアにとって最も効果的な使い方だと思います。
ここで、エアーフロスの長所と短所はどういったものかを見ていきましょう。
↓
エアーフロスの長所
- 携帯性に優れ、職場や旅行などに持っていける。
- コードレスなので邪魔な配線がない。
- ブリッジや複雑な生え方をしている親知らずの隙間を掃除しやすい。
- 深い歯周ポケットもある程度、掃除ができる。
エアーフロスの短所
- 防水ではないので、丸洗いできない。
- 口を開けて使用すると、周りに水滴が飛び散ってしまう。
- 全部の歯をケアするには時間がかかり、急ごうとすれば結果的にみがき残しが残ってしまう。
- 時間をかける場合、水のタンク容量が少ない。
- エアーフロスを当てる場所や角度によっては、歯茎を痛めてしまう。
4.筆者が実際に使ってみての感想
私がエアーフロスを使うようになった理由は、親知らずのケアに時間がかかっていた為です。
最初私の親知らずは、歯茎に埋もれていてその存在がわかりませんでした。
ちょうど歯科検診に行った時にレントゲンを取り、親知らずの存在がわかったのです。
ある時、親知らず周辺の歯茎がむず痒くなり、その部分に歯間ブラシを差し込んだところ、とんでもない匂いが。
すぐに歯肉炎だという事が分かり、その日から毎日歯間ブラシでケアを行いました。
最初は、歯茎からの出血何度もあり、痛くなったら中断、収まったら再開を繰り返し、1年経った頃には歯茎が引き締まり、親知らずが見えるくらいになりました。
その様な状態になると今度は、奥歯と親知らずの間にものが詰まりやすくなって来たのです。
そんな時に、エアーフロスを購入しました。
歯間ブラシでケアしていた時は、親知らずのケアに3分位かかっていたものを、30秒位で終えられるようになりました。
歯茎も更に引き締まり、むず痒い状態もなくなって、今では健康な状態で歯科医院の先生にも、今の所抜歯する必要はないと言われるようになりました。
このように、親知らずやブリッジ、歯並びの悪い部分などにこそ、このエアーフロスを使ってほしいと思います。
エアーフロスを携帯する時の注意点
エアーフロスを携帯する人に一つ注意点があります。
それは、ノズルを頻繁に付けたりはずしたりしないこと!
これをやってしまうと、ノズルの継ぎ手部分が摩耗して甘くなってしまい、噴射するたびに水が漏れてきます。
こうなってしまうと、継手部分を手で抑えていないと水が飛び散ってしまうので、極力ノズルを外さないようにすることが大切です。
まとめ
エアーフロスは、歯間ブラシやデンタルフロスではケアしにくい部分にこそ効果を発揮します。
通常の歯には、歯間ブラシとデンタルフロスを使用し、エアーフロスを複雑な歯に使用する。
この様な使い分けをすることで、より良い口腔ケアを実現していけるでしょう。