頻尿や尿漏れを改善!5秒でできる骨盤底筋トレーニング

トイレが近くて悩む女性

年を取って困る事の1つにトイレが近くなったり、おしっこの切れが悪くなりズボンのチャックを閉めた途端にズボンを汚してしまうという事が挙げられます。

これを年だからと諦めるのは早い!

今回はためしてガッテンで放送された、3大不快尿感である「残尿感」、「頻尿」、「尿漏れ」を解消するワザをご紹介します。

その技とは、「肛門を締めたり、緩めたりして骨盤底筋を鍛える体操」。

たったこれだけの体操で不快尿感を解消でき、旅行や買い物に出かける時もトイレの心配がいらなくなり、若返った気持ちになります。

誰しも、年を取って尿漏れパッドや大人用おむつの世話にはなりたくはありません。

中年の方で、すでにトイレが近いという方も今からでも十分間に合うので、この体操でトイレの心配をしない快適な生活を取り戻していきましょう。

不快尿感の原因は膀胱(ぼうこう)が硬くなり、柔軟性が無くなるのが原因だった

尿漏れしてハッとする男性

「残尿感」、「頻尿」、「尿漏れ」を起こす原因は、柔軟性が無くなった風船の様に、老化で膀胱が硬くなることが原因です。

柔軟性が無くなることで尿をためる事も出来ず、排尿する時も尿を押し出す力も足りず、完全に出し切れないのでチャックを閉めたところで「ジョロ」と尿漏れをしてしまうのです。

不快尿感を改善するには、この柔軟性が無くなった膀胱を弾力性のある膀胱に変える事で、改善する事ができます。

しかし、「老化で弾力性を失った膀胱が元に戻るのか?」と思う方もいるでしょう。

大丈夫、私たちの知らなかった良い方法があるのです。

血液の流れが良くなることで、膀胱が柔らかくなる

冒頭でもお伝えしたように、肛門を締めたり緩めたりするには骨盤底筋と言う筋肉を使います。

骨盤底筋を使う事によって、膀胱の血流が良くなり酸素を運ぶことで、膀胱が柔らかくなるそうです。

血流と言う点で年齢も関係してきますが、体が冷えたりして血流が悪くなる生活習慣を続けている人は、膀胱が硬くなる傾向にあるという事です。

サーモグラフィーを使った実験で、5秒間肛門を締め続け一度緩めるという体操を3回行い、実験前と1時間後の膀胱部分の温度を比べた結果、下半身全体がしっかり温まっていることが確認できました。

この体操の一番良いところは誰からも気付かれず、場所も選ばず、道具なしで手軽にできる所ではないでしょうか。

骨盤底筋を鍛える体操の方法

では、骨盤底筋を鍛える体操のポイントをまとめます。

  1. 肛門を5秒間「ぐっ!」と締めつづけてから、「はっ」と緩める。これで1セットで3セット行います。
  2. 姿勢は、肛門を締めやすい「椅子に座りながら」、「つま先立ち」、「寝ながら」の3つが特に効果的。
  3. 目標は、1日合計20回。

毎日続けることで、早い人なら4週間で効果が現れ、3ヶ月でほとんどの人が改善するという事です。

おしっこをする時間を計る事で、自分の膀胱の柔らかさが分かる!

ここまでで、膀胱が柔らかいと正常な排尿ができるという事が分かりましたが、次に気になる事は自分の膀胱が硬いのか柔らかいのかという事です。

そこで簡単に自分の膀胱の柔らかさをチェックする方法があります。

それは、自分のおしっこをする時間を計るというもの。

ここで少し話はそれますが、「おっこに関する研究」でイグノーベル賞を受賞したアメリカのジョージア工科大学デビッド・フー准教授の研究で面白い事が分かりました。

膀胱の大きさは動物の種類に関係なく体重が重くなるにつれて一定の割合で大きくなり、一方で尿道の太さも動物の体重が重くなるほど一定の割合で太くなっていたのです。

この結果から、体の大きさの違う動物でもおしっこにかかる時間はほぼ同じで、結局フーさんは哺乳類のおしっこの長さをほぼ21秒である事を突き止めました。

また話は戻り、ためしてガッテンが一般の人達2017人分のおしっこのデータを調べた結果、おしっこの平均タイムは、20.15秒でした。

男女別に見てみると、女性より男性の方が時間が長い傾向にある事が分かります。

健康な人の平均排尿時間

これはおしっこに悩みのない健康な人達のデータです。

若い人ほど勢いがいい為時間が短く、年を取るにつれて男女とも少しずつ長くなっていく傾向がありました。

専門家によると、自分の年代の平均時間と比べて男性なら10秒以上、女性なら5秒以上おしっこが長い人は、膀胱が硬くなりはじめておしっこを出す力が弱くなっている可能性があります。

逆におしっこの時間が平均よりとても短い人は、膀胱がより硬くなっておしっこを十分に溜められなくなっている可能性があります。

健康な人の平均排尿時間と許容範囲

男性特有の「ちょい漏れ」を一発撃退!

男性には女性に言えない特別な悩みがあります。

それはおしっこが終わった後チャックを閉めて歩き出した時にやって来る「尿漏れ」。

尿漏れしてハッとするサラリーマン男性

誰にもわからなければよいのですが、おしっこマークが付くのが困るところ。

実はここにも膀胱の柔らかさが関係しているのです。

これは男性の下半身の断面図の模型。

膀胱の模型

男性の場合、膀胱にたまったおしっこはこの様にアップダウンのある尿道を通り、排出されます。

若い人の様に柔らかい膀胱であればしっかりおしっこを溜める事ができ、おしっこの勢いも強く気持ちよく尿道を駆け抜けていき尿道に残る事はありません。

膀胱の柔らかい人の下半身模型

ところが膀胱が硬くなり押し出す力が弱くなると、勢いがなくなって尿道のくぼんだ所に尿が残ってしまうことに。

膀胱の硬い人の下半身の模型

この残ったおしっこが排尿後滴下の原因になってしまいます。

しかし、この残った尿を排出して解決してくれるスイッチがあるのです。

それは、精巣と肛門の間にある、会陰部(えいんぶ)と呼ばれるところ。

会陰部の説明

この会陰部を人差し指と中指でここを「ぐっ」と押す事で、残ったおしっこを押し出す事ができるのです。

こんな簡単な方法で「ちょい漏れ」が解決するなんて、びっくりです。

皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。

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