ヤブ蚊の発生を予防する効果的な3つの方法

人の血を吸うヒトスジシマカ

暑い夏、ヤブ蚊に刺されることが嫌で庭の掃除がおっくうになったり、家の周辺にヤブ蚊が多いと、一緒に家に入ってくる蚊もいたりします。

私は何年もこのうっとうしい蚊を退治できないものかと考えていましたが、今いる蚊を退治する事よりも、数を減らす事を考えた方が効率的なのではないかと考えました。

そして色々な方法を実践してみた結果、蚊の大量発生を予防する事ができ、このうっとうしいヤブ蚊の数を劇的に減らす事ができました。

その方法とは、次の3つの事を実践するだけ。

  1. メダカを池で育てる。
  2. 家の周りから水たまりを無くす。
  3. 雑草を定期的に刈り取る。

我が家では以上のことを行うだけで、ヤブ蚊の数を劇的に減らす事ができ、家の中で蚊に刺されることもほとんど無くなりました。

では、具体的に説明していきたいと思います。

メダカのいる場所が蚊の産卵場になり、ボウフラを自動的に駆除してくれる

水槽を泳ぐメダカ

蚊の繁殖しそうな涼しい木陰でメダカを飼う事によって、その池が蚊の産卵場所になり、卵からかえったボウフラがメダカの餌になります。

蚊を1ヶ所に産卵させ、その場所でメダカがボウフラを駆除してくれるので、ヤブ蚊が増える事が無く、自然に数が減っていきます。

これは我が家の庭にあるメダカの池です。小さいですが黒メダカが10匹程度住んでいます。

メダカの池1

メダカの池2

この池の管理は定期的に小川の水を汲んできて付け足す位で、水を替えたり掃除をしたりすることはありません。

餌も与えた事がないんです。たぶんプランクトンやボウフラ、藻が生えているので植物性の餌も食べているのではないでしょうか。

この小さい池の中で自然のビオトープが形成されているのでしょう。

メダカの池を作る際には注意点があり、トンボが産卵しないように、水面近くに障害物になる木などを多い被せて下さい。

トンボの幼虫(ヤゴ)がメダカを食べてしまうので注意が必要です。

もしも、ボウフラの量がメダカの数に対して多い様であれば、ボウフラを処理しきれない恐れがあるので金魚を一匹入れるとモリモリ食べてくれるでしょう。

家の周りから蚊の産卵場所となる水溜りを無くす

蚊の温床となる古タイヤ

ボウフラは水溜りが1㎝ほどでもあれば繁殖してしまい、この様な蚊の産卵場所を作らないことで、蚊の繁殖をかなりおさえる事ができます。

家の周りの主な産卵場所として、次のようなものがあります。

  • 空き缶
  • バケツ
  • プランターや植木鉢の受け皿
  • 雨水桝の中
  • 水の溜まった溝
  • 古タイヤ

ボウフラ

また公共の側溝などにボウフラが繁殖する場合も考えられるので、この様な場合は、石灰を水の溜まった排水溝に少量撒くだけでボウフラを駆除する事ができます。

庭の雑草を定期的に刈り取って、蚊の居場所を無くす

草刈をしている男性

蚊は、産卵場所である水場から50mほど飛来して、居心地のいい木陰や雑草の陰に潜みます。

また、普段は雑草などの汁を吸って生きているので、雑草を刈り風通しを良くすることで、蚊の居場所を少なくする事ができるでしょう。

以前ある土地の雑草を刈った時に、雑草の中から蚊が何万匹と言うくらい出て来て、びっくりしたことがあります。

その時の雑草というのは非常に柔らかい種類で、恐らくその雑草の汁を吸って生きていたのではないでしょうか。

まとめ

蚊が多い場所には、必ず繁殖する「水場」があるはずです。たとえ1年で蚊が少なくならなくても、2年、3年と意識してこの3つのテクニックを実践するだけで、蚊を減らす事がでるでしょう。

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