榊(さかき)が枯れる原因と枯らさない方法
皆さんは自宅の榊が枯れやすいと思ったことはないでしょうか。今日は1週間ほどですぐに枯れてしまう状態だった会社の榊を、見事復活させた方法をご紹介したいと思います。
目次
榊が枯れる原因は水のなかのバクテリアが原因
まず、榊が枯れる原因は水の中のバクテリアが原因であるという事です。水の中のバクテリアが増えてしまうと、榊の導管(水を吸い上げる管)が詰まり、水を吸い上げる事ができなくなって枯れてしまいます。
ではなぜバクテリアが増えるのでしょうか。それは、榊立の内側についている汚れです。うちの会社の榊立には、内側が真っ黒になっているほどの汚れが付いていました。
これでは、すぐにバクテリアが繁殖してしまうのも当然です。しかも、水替えもなしでした。
榊を枯らさないようにするには、榊立をきれいにすることと水の管理が大切
榊を枯らさないようにするポイントは、榊立を食器のようにきれいにする事と水の管理です。私達が毎日使う食器が綺麗なように、神様に捧げる榊の入れ物も綺麗な方がいいに決まっています。
そこで、榊立に漂白剤を少し入れて除菌しましょう。汚れがひどい時は、ピカ王ベイビー(メラミンスポンジ)で表面の汚れを落とし、その後に漂白剤で除菌するといいと思います。
ピカ王を1個榊立にいれて、水を少々いれます。それから、割りばしなどでぐるぐるスポンジを回すと汚れが落ちます。
もう一つ大事なことは、毎日の水替えです。これをするかしないかで、榊の寿命がかなり違ってきます。私の会社の榊は、よく発根しますが根が出なくても、1ヶ月くらい枯れないでいる時もあります。
汚れが完全に取れない時は、新しい榊立にすることをおすすめします。
お供えしていた本榊から根が生えてくることも
この榊は事務所にお供えしていたものが1ヶ月程で発根した画像です。
榊の水の交換は、月、水、金と決めていて、やはり水を綺麗にして事務所が明るいとこのように根が出てくることがあります。
神社の神主に、根が出て来た榊はどうすればいいか尋ねたら、「どこかに植えてみたらいかがですか」と言われたので、メネデールに浸けて発根を促しているところです。
春まで根を伸ばして、植えてみようと思います。
山から切ってきた榊は水の管理に注意する
地方に住んでいる方で山に自生している榊を切ってくる場合は、水の管理に注意が必要です。
枝を落として間もない榊は、水を沢山吸います。お供えして最初の1週間くらいは毎日水替えをしないと、気付いたら水がなくなっていたということも多々あります。
1週間ほどたつと水を吸うスピードも安定するので、それ以降は2~3日に1回の水替えでも大丈夫です。
土地が広い方は本榊を植えてみよう!
自宅の他に土地を持っている方や、山、畑を持っている方は本榊(ほんさかき)を植えてみるのもいいと思います。
2~3本植えておけば、そこから調達できてしまうのでランニングコストも安く付きますね。
やはりヒサカキよりも本榊を祀っていると神棚の雰囲気も違ってくるのでおすすめです。